【2.危険有害性の要約】
GHS 分類結果
物理化学的危険性分類できない
健康に対する有害性
急性毒性(経口) 区分外
急性毒性(経皮) 区分外
急性毒性(吸入:気体) 区分外
急性毒性(吸入:蒸気) 区分外
急性毒性(吸入:粉塵およびミスト) 区分2
皮膚腐食性/刺激性区分1A
眼に対する重篤な損傷/眼刺激性区分1
呼吸器感作性区分外
皮膚感作性区分外
生殖細胞変異原性区分外
発がん性区分外
生殖毒性区分外
授乳に対する影響区分外
特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1(呼吸器系)
特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分1(呼吸器系)
吸引性呼吸器有害性分類できない
環境に対する有害性
水生環境有害性(急性) 区分外
水生環境有害性(慢性) 区分外
GHS ラベル要素
絵表示またはシンボル: どくろ、感嘆符、腐食性
注意喚起語: 危険
危険有害性情報: 重篤な皮膚の薬傷、重篤な眼の損傷、吸入すると生命に危険、臓器の
障害、長期または反復暴露による臓器の障害
注意書き
[安全対策]: 保護手袋/保護眼鏡を着用すること。
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。
取扱い後は手をよく洗うこと。
ミスト/蒸気の吸入をしないこと。
[応急措置]: ミスト/蒸気を吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しや
すい姿勢で休息させること。
暴露または暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当を受けること。
また気分が悪い時は、医師の診断/手当てを受けること。
汚染した衣類は再使用する場合には洗濯すること。
皮膚(または毛)に付着した場合:直ちに、汚染された衣類をすべ
て脱ぐこと/取り除くこと。皮膚を流水/シャワーで洗うこと。
眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクト
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レンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄
を続けること。
飲み込んだ場合:口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。気分が
悪い時は、医師に連絡すること。
[保管]: 容器を密閉して換気の良いところで保管すること。
[廃棄]: 内容物/容器を関連法規制ならびに地方自治体の基準に従い廃棄する
こと。
分類の名称酸化性物質、腐食性物質
火災・爆発性各種の金属を侵して水素ガスを発生し、これが空気と混合し引火・
爆発を起こすことがある
有害性
皮膚に付着した場合炎症(かゆみ、痛み)を起こす。
眼に入った場合粘膜が刺激され、手当が悪いと失明することがある。
吸入した場合鼻、咽喉、気管支、肺などを刺激し粘膜が侵される。
飲み込んだ場合咽頭、食道、胃腸に対して痛みや炎症を生じる。
【3.組成、成分情報】
単一製品、混合物の区別混合物
主成分酸剤
有機酸・リン酸・硝酸
水
本品は次の物質を含有します。
労働安全衛生法第57条の2第1項の政令で定めるもの
硝酸1%以上10%未満(政令番号394)
リン酸10%以上20%未満(政令番号618)
特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律で定めるもの
なし
【4.応急措置】
皮膚に付着した場合直ちに汚染された衣服や靴等を脱がせる。製品に触れた部分を、
多量の水又は微温湯で洗浄する。外観に変化が見られたり、痛み
が続いたりする場合は医師の診断を受ける。
眼に入った場合直ちに充分な流水で15分間以上洗眼する。洗眼は瞼を開き水が全
面にゆきわたるようにする。その後、眼科医の診断を受ける。
吸入した場合直ちに新鮮な空気の場所に移動し、うがいをする。異常のある場
合は医師の診断を受ける。
飲み込んだ場合コップ1~2杯程度の水あるいは牛乳または生卵を飲ませる等の
処置をし、医者の診断を受ける。
【5.火災時の措置】
消火方法
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(周辺火災の場合) 速やかに容器を安全な場所に移す。移動不可能な場合には、容器
および周辺に散水して冷却する。
(着火した場合) 不燃性である。
消火剤当該物質を巻き込んだ周辺の火災に適切な消火剤を使用する。
【6.漏出時の措置】
人体に対する注意事項
屋内の場合、処理が終わるまで十分に換気を行う。
腐食性があるので、作業の際には必ずゴム手袋の保護具を着用する。
環境に対する注意事項漏洩した場合は、多量の水を用いて十分に希釈して洗い流す。必要があ
れば消石灰、ソーダ灰で中和し、多量の水を用いて流す。
濃厚な廃液が河川等に排出されないように注意する。
【7.取扱い及び保管上の注意】
取扱い
小分けする場合、その容器は完全に清掃されたものであり、液などが残存していないのを必ず
確認する。また、作業時は保護手袋などを使用すること。
皮膚、粘膜又は着衣に触れたり、眼に入ったりしないようにする。
使用済みの空容器を転用しない。
空容器はよく洗って処理する。
用途以外に使用しない。
保管
直射日光が当たる場所、高温となる場所をさけて保管する。
通気をよくし、冷暗所に保管する。
他の品物と混同しないようにして保管すること。
【8.暴露防止及び保護措置】
管理濃度: 知見なし
許容濃度: 知見なし
設備対策: 換気扇等を使用する。
保護具: 保護手袋: ビニール手袋、ゴム手袋等
保護眼鏡
顔面被覆のゴーグル
【9.物理的及び化学的性質】
外観無色透明な液体
臭い原料臭
pH 1.50±0.30(1%水溶液、25℃)
比重1.210(25℃)
水溶解性無限大
引火点なし
発火点なし
爆発範囲なし
【10.安定性及び反応性】
酸化性を示す。
強い酸性を示す。
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アルカリ性物質と反応して中和熱を生じる。
各種金属を侵し、水素を発生する。
耐食材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、テフロン等がある。
【11.有害性情報】
皮膚腐食性知見なし
目腐食性知見なし
刺激性(目、皮膚) 刺激性あり
急性毒性知見なし
【12.環境影響情報】
分解性知見なし
【13.廃棄上の注意】
水を加えて希薄な水溶液とし、アルカリ(消石灰、ソーダ灰など)で中和させた後、多量の水で
希釈して処理する。
【14.輸送上の注意】
栓のあるところを上にして積載する。
運搬に際しては容器に漏れのないことを確かめ、転倒、落下、損傷がないように積み込み、荷く
ずれの防止を確実に行う。
【15.適用法令】
労働安全衛生法57条の2 通知対象物質
【16.その他の情報】(参考文献)
文献石けん、洗剤、洗浄剤、仕上げ剤等誤飲・誤用の応急処置
財団法人日本中毒情報センター監修、日本石鹸洗剤工業会(1989)
記載内容は現時点で入手できた資料や情報に基づいて作成しておりますが、危険性、有害性
の評価は必ずしも十分ではありませんので、取扱いには十分注意してください。また、記載事項
は通常の取扱いを対象としたものですので、特別な取扱いをする場合には新たに用途・用法に適
した安全対策を実施の上、お取扱い願います。なお、この情報は新しい知見に基づき予告なし
に改訂されることがあります。